私達人類は、産業社会から情報社会へシフトさせ、その結果としてAI(人工知能)を生み出しました。AI は人間の予想を上回る急激な進化を遂げており、人間の知性を遥かに超えることは、もはや疑う余地がない状態です。このことは、私たち人間に究極の問いを突きつけています。その問いとは、「人間の尊厳とは何か」。この問いへの答えをだす準備ができていない状況を前に、AI の進化に対して危機的な観測を持って警鐘を鳴らす技術者も多くいます。このことは、「AI時代における人間教育の不在」を意味しています。
知能、記憶力、判断力、生産性など、あらゆる面でAI に劣る存在となりつつある人間に、今、最も必要なことは何でしょうか。
人間が人間の可能性を最大限に発揮することができるための、「斬新な教育」が必要ではないでしょうか?
爆発的なモノの変化を創り続けてきた科学、本質的な問いを繰り返してきた哲学、そして最先端のスピリチュアルなどを総動員しても、「人間の存在意義」に対して答えをだせず、また人間同士の「真に協調性ある社会性の開発」も遅々として進む気配がありません。そして、未だに紛争や戦争に歯止めをかけられない現状です。
物質文明の大成功を成しとげた西洋のルネサンスのバトンを受けて「ネクスト・ルネサンス」をリードすべく、1996年日本で、認識教育が産声をあげました。
700万年間脳の機能に負け続けてきた心の機能を反転させる認識教育を普及すべく、新元号・令和(Beautiful Harmony)にふさわしい「令和教育財団」を令和2年1月22日に設立しました。
AI 時代の人間の尊厳の危機における「新たな人間観・世界観の必要性」に対し、認識教育は「存在の根本原因」を示し、これを解決する教育として完成しています。
2021年10月9日〜11日、令和教育財団後援のもと「Dignity2.0国際カンファレンス」を日本で開催し、アジアから全世界へと展開していく予定です。
一般財団法人令和教育財団は、日本から世界基軸教育を広げていくことを力強く推進してまいります。